今回はメールで頂いたご質問にお答えします。
[ご質問]
私は、2児(4歳と1歳)の母です。
上の子がアトピーで下の子はまだ分かりませんが、
多分アトピーではないかと思います。
これから乾燥してくる冬。
半年前にマンションを購入し、
今年から暖房はどのように使えばいいのか迷っています。
ヒーターは乾燥するし、下におくファンヒーターでは子供が危険。
それと加湿器などは用意した方がいいのか・・・。
つまらない質問ですいません。
でもお答えいただけるとうれしいです。
よろしくお願いします。
[お答え]
まずは暖房からお答えします。
体に対して理想的なのはオイルヒーターです。
空気が汚れませんし、乾燥もしません。
ただ、部屋が暖まるまで時間がかかるのが少し難点です。
その場合、まずはオイルヒーターのスイッチと
一般のエアコンの暖房の両方を付け、
部屋が暖まったらオイルヒーターだけにすると
最も効率がいいもしれません。
当たり前ですが、換気はこまめに行ってください。
(特に新築の場合ホルムアルデヒドやキシレン、トルエンなどが
多く揮発しやすいため)
つぎに加湿です。
一番簡単なのは部屋で洗濯物を干すことです。
部屋干しで雑菌の繁殖が心配という方もいらっしゃるかも知れませんが、
最近では、手持ちの衣類や寝具・カーテンなどをクリーニング
のような手軽さで抗菌・消臭の光触媒加工をしてくれる
『未来布加工』というサービスもあるようです。
バスタオルやカーテンなどに加工をほどこして
部屋の中で干したり、スプレーで水をふきつけるだけで
抗菌・脱臭、加湿にもなり、部屋のにおい自体も減少します。
また、加湿器には「蒸気タイプ」や「超音波タイプ」よりも
「気化するタイプ」がオススメです。
気化するタイプの加湿器は、
室温の水をそのまま自然蒸発させる物なので、
原理的に言って加湿しすぎるということがありません。
空気清浄器のような効果も期待できます。
気象庁の寒候期予報によると、今年の冬は例年より寒さが厳しくなる見通しだそうです。
暖房や加湿に気を配って、上手に乗り切りましょうね。
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄
東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員
芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。
連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/