環境について

静電気は着合わせで防げる!?~乾燥している肌のためにひと工夫

乾燥しているこの季節、やたらと静電気が起きる…。

静電気が起こらないために出来ること、

それは…、

「服の着合わせ方に注意する」です!

 

日一日と寒くなるこの季節、乾燥は避けられません。

特にアトピー肌は乾燥していますから

静電気が起きやすく、嫌な思いをしている方も少なくないでしょう。

 

静電気を防ぐには、肌を保湿することは勿論

服の組み合わせを考えることも大切なんです。

 

静電気は、摩擦しあう物質によって起きやすさが変わります。

電気には(+)と(-)がありますが、

この(+)と(-)の離れている物質の組み合わせほど

静電気は起こりやすくなります。

 

下の表を参考にしてください。

上に上がるほど(+)が強く、

下に行くほど(-)が強い物質です。

 

(+)が強い↑

◇空気◇

◇頭髪◇

◇人間の手◇

◇羊毛◇

◇ガラス◇

◇ナイロン◇

◇毛皮◇

◇絹◇

◇アルミニウム◇

◇紙◇

◇木綿◇

◇麻◇

◇ゴム◇

◇ニッケル・銅◇

◇スズ・銀◇

◇金・プラチナ◇

◇アセテート・レーヨン◇

◇ポリエステル◇

◇アクリル◇

◇ビニール◇

◇シリコン◇

◇テフロン◇

(-)が強い↓

 

小さい頃、下敷きで頭をこすって

髪の毛が静電気で逆立つのを面白がりませんでしたか?

この現象は、頭髪は(+)の電気を帯びやすく

アクリル系(下敷きの素材)が(-)の電気を帯びやすいため、

静電気が起こっていたからです。

 

衣類で言えば、素材の近い生地を着ている場合には

静電気は起こりにくいのですが、

ナイロンのブラウスとアクリルのセーターを身につけたりすると、

ナイロンは(+)の電気を帯びやすく、

アクリルは(-)の電気を帯びやすいため、

乾燥している季節はさらに静電気が起きやすくなってしまいます。

 

組み合わせを注意して着るものを選べば、乾燥している時期の

嫌な静電気の発生率を下げることができますよ。

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/