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花粉症と思われる子ども、約8割が10歳以下で発症…ロート製薬調査

ロート製薬は、0~16歳の子どもをもつ父母を対象に、子どもの花粉症に関する調査を実施。花粉症であると親が実感している子どもは28.8%で、10歳以下での発症が8割近くになることがわかった。

同調査は2013年11月から12月にかけて、花粉症対策への啓発を目的に実施された。回答した父母2,082人およびその子ども3,475人の症状や実態などについて、集計・分析を行い、小児アレルギー専門医の見解とあわせて報告している。

花粉症であると親が実感している子どもは28.8%で、昨年行った同様のアンケートより3.1ポイント増加となった。発症年齢を聞いたところ、「5歳」との回答がもっとも多く、0歳から5歳までの合計が41.8%、10歳までをあわせると78.6%にのぼる。

1歳までに「皮膚の湿疹が2か月以上続いたことがある人」に対して花粉症の発症を聞くと、43.5%という結果になった。これは「1~2か月湿疹が続いたことがある(29.5%)」「ほとんどなかった(26.3%)」の発症率と比べると、高い数値であり、なんらかの相関関係があると考えられるという。また、通年性アレルギー性鼻炎では34.0%、アトピー性皮膚炎では34.9%の割合だった。

大阪府済生会中津病院の末廣医師は、「小児の花粉症の症状では、鼻水やくしゃみが連続で出るというというより、ぼーっとしているなど他人からはわかりづらいという特徴があるため、母親が注意することも大切」と述べている。

また、同社からの花粉対策アドバイスとして、

「花粉飛散情報のチェック」

「屋外では花粉との接触を避ける(マスク着用など)」

「屋内に花粉を入れない」

「目に症状が出た場合は、かいて症状が悪化しないように目薬の使用を」

「子どもからのサインを見逃さないこと」を5か条としてあげている。

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

連絡先電話番号:0120-419-034
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