☆まずは夏バテ☆
Aさん: 今年は暑いですね~。
暑さはアトピーにどう影響しますか?
夏バテがアトピーに良くないと聞いたのですが。
ふじお先生:まず、暑いことで汗をかき、
そのままにしておくと皮膚が刺激されます。
それでアトピーを悪くしてしまうことがあります。
また、暑さが続くと夏バテを起こしますよね。
これはアトピーが悪くなると言うよりは、
からだ全体のバランスをくずして
そのひとつの表れとしてアトピーが悪くなります。
Aさん: じゃあ汗はかかない方法は?
夏バテしないためには?どうしたらいいですか。
ふじお先生:上の文章でもお話しましたが、
汗をかくことは悪いことではありません。
むしろ上手にかいてほしいぐらいです。
汗をかきっぱなしにしたりせず
かいた後のスキンケアをしっかりとしてください。
夏バテしないためには、体力をつけるための
色々な方法がありますが、
私としてはやはり上手に汗をかいてほしいと思います。
そのためには上手に“水分補給”してください。
なるべく常温の水を1回に250ccぐらいずつ分けて
こまめに飲んでください。
冷たい水は体に負荷をかけますし、
250ccより多いと腸で吸収できずにムダに
なってしまいますので。
Aさん: 汗をかくことってホントに大切なんですね。
ふじお先生:汗をかくのに慣れているからだは
夏バテしにくいんです。
Aさん: 汗の中にミネラル分が出にくいから
健康にいいんでしたよね。
ふじお先生:その通り!
☆次に台風前の体調不良☆
Aさん: では、もう一つ。
台風が近くなると古傷が痛んだり頭痛や喘息を起こしたり
アトピーを悪くしたり、体調をくずしやすいのはなぜですか?
ふじお先生:これは台風が来ることで気圧が低下するためだ
と言われています。
Aさん: なぜ気圧が低くなると具合が悪くなるのですか?
ふじお先生:気圧の低くなるとからだにストレスがかかり
交感神経という神経が興奮してしまいます。
すると、胃腸のはたらきがにぶくなります。
それで今度は消化不良を起こします。
これでさっきとは逆に副交感神経が興奮してしまいます。
そうなると体調がおかしくなるんです。
Aさん: なんか難しいけど、
すごくストレスがかかって消化不良を起こすことが
体調がおかしくなる理由ですね。
ふじお先生:簡単に言えばそうなりますね。
Aさん: それで、話はもとにもどりますが、
台風が来ても体調をくずさないでいられる方法
ってありませんか?
ふじお先生:さっきジュンさんが気づいたように
消化不良が引き金ですよね。
ですから胃腸のはたらきを助けてあげることが
体調をくずさないでいられるひとつの方法に
なるでしょう。
Aさん: 具体的にはどんなことをすればいいでしょうか?
ふじお先生:胃腸のはたらきがにぶるので、
胃腸に負担をかけない過ごし方や食生活に
こころがけましょう。
夏は冷たい食べ物や飲み物を取りがちですが、
台風前後には特にこういったものをひかえましょう。
おなかを冷やすような服装や寝冷えなどにも
注意しましょう。
Aさん: そう言えば、台風前は水分の取りすぎも
胃腸の負担になりますよね。
ふじお先生:そうですね。取りすぎは負担になります。
ですが、暑い時期ですので水分は必要です。
水分が少ないと、今度は逆に夏バテを起こしてしまいます。
やはり、常温で飲みすぎずに水分補給はしてください。
Aさん: はい!良く分かりました!
暑いこの季節、“上手に水分補給”していい汗をかくことが
大切なんですね。
それと、台風前後は胃腸をいたわって、
からだの調子をくずさないように心がけましょう!
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄
東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員
芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。
連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/