スキンケアについて

ある匂いには傷を治す効果あり―大学研究

ある匂いを嗅ぐだけで傷が早く治ってしまう、とは何とも不思議な話です。鼻と皮膚がどうつながるの??と疑問に思いますが、本当にそういう効果を持つ匂いがあることが新しい大学研究で発表されました。

【初デートで相手に幻滅した原因トップ5「体臭」「口臭」「言葉遣い」「清潔感」「笑顔」】

その匂いとは、サンダルウッド(別名:白檀(ビャクダン))の香りです。肌には嗅覚受容体”なるものがあり、アロマオイルとして使われるサンダルウッドの香りに反応します。そして、細胞の増殖と再生を促進することも分かったといいます。

この研究を実施した独ルーア大学ボッフム校の細胞生理学科ダニエラ・ブッセ博士とハンス・ハフト博士によると、過去の研究で匂いを感じとる嗅覚受容体は鼻だけでなく、生殖細胞、肝臓、腸、前立腺、にまであることがわかっているそうです。

今回、皮膚の最表面である角化細胞もこの嗅覚受容体を持つことが判明し、これがサンダルウッドの香りに反応し、皮膚自身が持つ再生能力をアクティベイトすることが発見されたのです。

この結果は医療や美容領域で有効活用できるのではと研究チームでは期待しています。

Perfumes Can Help Prevent Aging, Heal Wounds

http://www.counselheal.com/articles/10404/20140709/perfumes-help-prevent-aging-heal-wounds.htm

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/