食事について

冷蔵庫は良くなかった!マヨネーズの保管すべき本当の場所

マヨネーズと言えば、どの家庭にも常備されている、超メジャーな調味料の一つ。さて、そのマヨネーズですが、皆さんは家のどこに置いていますか? ためらいなく「冷蔵庫」と答えた人は、今からご紹介する話に、ビックリするかもしれません……!

■実は、マヨネーズに低温環境はよくない

ほとんどの家庭では、マヨネーズの定位置は冷蔵庫の中のはず。しかし、実はマヨネーズにとって、温度の低い冷蔵庫は、あまり居心地のよい場所とは言えません。特に、冷気が直接当たったり、0度以下の低温下になったりする位置はNG。

「開封したら、とりあえず何でも冷蔵庫に入れる」という人も多いと思いますが、その常識はマヨネーズには当てはまらないのです。

■マヨネーズは、高温にも低温にも弱い

マヨネーズに使われている主な原料は、油、酢、卵黄など。これらは、いずれも「高温」に弱い性質があります。熱によって分離しやすくなり、酸化して風味が損なわれてしまうのです。しかし、実は「低温」にも弱く、冷やし過ぎても主成分が分離してしまいます。

さまざまな料理に合わせられる万能調味料のマヨネーズですが、扱い方は意外とデリケートなんですね。

■ベストな保管場所は、室温よりやや低い冷暗所

マヨネーズにとっての「適温」は冷蔵庫の中より高く、10度~30度未満なのだそうです。日光が直接当たるような場所はもちろんダメですが、10度未満になる冷蔵庫でも、マヨネーズの乳化状態は安定せず、分離しやすくなってしまいます。

そのため、マヨネーズが美味しい風味を保てるベストな保管場所は、室温よりやや低い「冷暗所」にするのがオススメです。

■もしも、冷蔵庫以外の収納場所がなかったら?

「家に、ちょうどいい冷暗所がない……」という人は、やはり冷蔵庫に入れることになります。その場合は、冷蔵庫の中でもできるだけ温度が高く、冷気のかからない場所に置くようにしましょう。そう言われて、ドアポケットを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、冷蔵庫のメーカーによって冷気の循環方式は異なり、ドアポケットが0度近くにまで下がるものもあるので、注意してください。

一番のオススメは、温度が下がり過ぎず、冷気が直接当たらない「野菜室」です。

マヨネーズには殺菌力も防腐作用もあり、常温保存しても実は問題ありません。マヨネーズをこよなく愛する人は、最高の状態で保存できるように、ぜひ「冷暗所」にマヨネーズの寝床を作ってあげてくださいね!

2014/10/21 11:01 – マイナビウーマン

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/