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睡眠の「切り替えスイッチ」=マウス脳で発見、記憶・回復に重要―筑波大と理研

時事通信 10月23日(金)3時4分配信

眠っている間に眼球が動き、夢を見ることが多いレム睡眠と、ノンレム睡眠を切り替えるスイッチの役割を果たす脳の部位をマウスで発見したと、筑波大国際統合睡眠医科学研究機構の林悠・助教や理化学研究所の糸原重美チームリーダーらが22日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。
 スイッチを人為的に操作してレム睡眠を妨げると、その後のノンレム睡眠で記憶を形成して脳機能の回復を促す働きが低下することが判明。スイッチがある脳幹には、睡眠と覚醒の切り替えを担う部位も隣接して存在することも分かった。
 林助教は「脳幹の構造はマウスと人でよく似ており、人にもスイッチがあると考えられる。レム睡眠の減少による発達障害や不眠症、薬の副作用による悪夢のメカニズム解明につながる」と話している。
 林助教らは、レム・ノンレム睡眠の切り替えや睡眠・覚醒の切り替えを担う神経細胞が、胎児期に同じ前駆細胞から生じており、「Atoh1」という遺伝子が働いていることを解明。脳幹の部位を特定し、化合物などでレム睡眠を妨げると、ノンレム睡眠中に測定されるゆっくりとした周期の脳波「デルタ波」が非常に弱くなることを発見した。
 デルタ波が強い状態では、脳神経細胞同士をつなぐシナプスが強化されて記憶が形成されたり、成長ホルモンが盛んに分泌されて脳の発達・回復が促されたりする。レム睡眠には、ノンレム睡眠中のこうした重要な働きを誘発する役割があるという。

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

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