厚生労働省の発表によると、平成26年の食中毒事件数は976件。患者数は19,355人でした。全体的に食中毒は減る傾向にありますが、油断は禁物。
ニュージーランドの新聞社『NZ Herald』によれば、食中毒のリスクがあるため、再加熱してはいけない食品があるのだそうです。残り物を食べるときは、以下の食品が含まれていないかどうか要注意。
■1:鶏肉
アヒルやガチョウ、鶏肉などの鳥類の肉はサルモネラ菌がつきやすいため、十分な注意が必要です。調理の際も、中までしっかり火を通すようにしましょう。
また再加熱するとき、電子レンジでの再加熱では均一に熱が通らないため、たんぱく質が変質しやすく、胃腸に負担をかけます。
■2:ごはん
日本人にとっては衝撃の事実ですが、ごはんも再加熱しないほうがいい食品のひとつ。
ごはんにはさまざまな細菌がつきやすく、下痢や嘔吐を引き起こす場合もあります。特に夏場はお弁当で持っていくごはんにも注意が必要です。
■3:じゃがいも
じゃがいものホイル焼きは簡単でおいしい料理ですが、そのまま室温に放置するのはやめたほうがよさそうです。
じゃがいもは栄養豊富なため細菌がつきやすく、アルミホイルで包んだ状態で室温に放置するとボツリヌス菌が繁殖する恐れがあるというのです。
ちょっと温めなおしたくらいでは完全に死滅させられません。ホイル焼きはできるだけその日のうちに食べ、残った場合は早めに冷蔵庫に入れましょう。
■4:キノコ類
キノコは酵素や微生物の影響を受けやすいたんぱく質を持っており、食中毒を起こしやすい食品です。
しかし、冷蔵庫で保存されていて、24時間以内であれば、再加熱しても問題ないと言われています。その際は70℃以上の加熱が望ましいようです。
■5:ほうれん草
ほうれん草をはじめとした葉物の野菜には、肥料として硝酸塩が使われています。硝酸塩そのものは無害だとされていますが、それがニトロソアミンに変化すると、発がん性を持つといわれています。
ニトロソアミンは、血液が酸素を運ぶ機能を阻害します。これにより、アメリカでは「ブルーベビー症候群」と呼ばれる赤ん坊の突然死を招くと考えられています。ニトロソアミンへの変化を防ぐため、ほうれん草の再加熱は避けたほうがよさそうです。
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残り物を温めなおして食べるのは手軽で便利ですが、意外と危険な食品もあるようです。保存は冷蔵庫にしたり、なるべく強めに加熱したり、食べ方に気をつけましょう。
(文/スケルトンワークス)
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄
東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員
芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。
連絡先電話番号:0120-419-034
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