生活習慣について

一日に1時間は外で遊ばせよう。太陽光が子どもの近視を予防するという研究結果が報告される(オーストラリア研究)

一日に少なくとも1時間は子供を外で遊ばせるべることで目の健康が保たれるという。最新の研究によると、太陽の光に当たることで近視になりにくくなるという。

 近視になる子供たちは年を追うごとに増えている。2050年までに、世界の50%以上の人が近視になると言われている。
近視が増えている背景には、生活環境が関連していることはこれまでの研究により明らかとなっている。パソコンやテレビの画面を見て過ごす時間が長いほど、近視率は高くなっているのだ。

 今回発表された新たな研究では、戸外の太陽光を浴びることが、これまで考えられていた以上に近視予防に大きく役立っているかもしれないということがわかった。

 昨年末に、近視40人、普通の視力60人の計100人の子どもたちを18ヶ月以上モニターした。子どもたちの手首に光センサーを装着させて、太陽光を浴びる時間を18ヶ月の間に14日間単位で2回ずつ記録した。その結果、戸外の光をあまり浴びなかった近視の子どもたちは、さらに視力が悪くなったという。

 この調査は、太陽光と人工光で目に与える影響が違うのかどうか?というところまでは掘り下げていないが、研究者たちは、目の成長をコントロールしているメカニズムは太陽光に関連しているという仮説をたてた。3000ルクス以上の明るい光(オフィスは500ルクス、太陽光は10万ルクス以上)は、薄暗い光よりも目の成長に大きな影響を与えているのかもしれないという。

 子どもたちはたいてい屋内でテレビ画面を見るため、目が戸外の光にさらされる時間は少ない。近視になりにくくし、または進行を遅らせるためには、子どもたちは、少なくとも1時間、できれば2時間、外で太陽の光を浴びるべきだと勧めている。

via:popsci
尚この研究は子どもちを対象にしているものであり、大人に関してのデータはまだ出されていない。ただ、室内勤務だった友人が、外歩き勤務に変わった後、視力が上がったと言っていたので、もしかしたら大人も関係性があるのかもしれない。

 父親が近視の場合、長女はほぼ100%近視が遺伝すると言われているが、私も父親が極度の近視だったために、かなりの近視である。今回の研究は、生活習慣による仮性近視に対しては有効のように感じられるが、遺伝的な近視の場合はどうなのだろう?

 だが、外で遊ぶことが多かった小学校時代、眼鏡をかけずに済んだのは太陽光によるものなのかもしれない気もしてきた。事実中学校に入り、ほとんど外で遊ばなくなってからかなり近視が進んだもの、あたし。

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

連絡先電話番号:0120-419-034
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