アトピーについて

かゆいところをかくとなぜ気持ちいいのか 脳内メカニズム解明

かゆいところをかくとなぜ気持ち良くなるのか

──その脳内メカニズムを解明したと自然科学研究機構生理学研究所が発表した。

かくことで快感が生じている際には脳の「報酬系」と呼ばれる場所が活性化していることが分かり、アトピー性皮膚炎などで苦しむ人向けに新しい治療法の開発につながることが期待できるという。

研究グループは、実験的にかゆみを起こし、その近辺をかいて気持ち良くなっている際の脳活動をfMRI(磁気共鳴断層画像装置)で調べた。その結果、中脳や線条体といった報酬系強く反応することが分かったという。

報酬系は、欲求が満たされたり、欲求が満たされることが期待できる時に快感を起こす仕組みで、この快さ(「達成感」など)に導かれて人間はさまざま行動を行っている。

アトピー性皮膚炎などではかけばかくほど皮膚が傷つき、よりかゆみがひどくなり、患者は苦しむことになる。快感を抑えることができれば過度にかいてしまうことを軽減できるとして、新たなかゆみの治療法につながることが期待されるとしている。

成果は米専門誌「Journal of Neurophysiology」1月号に掲載される予定。

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

連絡先電話番号:0120-419-034
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