スキンケアについて

子どもの湿疹治療に「濡れタオルセラピー」が効果ありとの研究結果

汗をかく季節となり、湿疹に悩む人も多いのではないだろうか。特に汗かきの子どもは関節部分や首回りなどに湿疹ができやすい。アトピーとダブルで悩むケースもあるだろう。

大人であれば多少のかゆみは我慢できるが、自制できない子どもはついかきむしって悪化させることも。そうした皮膚炎の対処法として、濡れたタオルや衣服で患部を覆う「濡れタオルラップセラピー」が有効との研究結果が発表された。

2週間で症状が大幅減

「濡れタオルラップセラピー」は1980年代から知られている。まずお湯をはった湯船に10−20分ほど浸かり、出たら体をふいて湿疹のある部分に薬やローションをぬる。それから濡れたタオルや衣服で患部を覆い、2時間ほどそのままにしておくというもの。

米国National Jewish Healthの研究では、ひどい皮膚炎に悩む子ども72人にこの療法を行った。症状に応じて1日に行う濡れタオル回数を変えながら2週間ほど続けた結果、症状の71%がなくなったという。また、子どもが自宅に戻ってからも、症状の軽減効果は続いた。

自己流では症状悪化も

非常にシンプルにみえる手法だが、研究者によると症状の程度によって頻度などを変えたりする必要があるため、親が自己流で実施するのは良くないらしい。間違えれば症状を悪化させてしまうこともあるとのこと。

研究結果は専門サイトJournal of Allergy and Clinical Immunologyに発表された。

関連記事
•「親の厳しさと重すぎる愛で子どもはグレる」との調査結果
•子どもは自由に遊ばせたほうが目標達成能力が上がる?
•子どもの“テレビ中毒”は脳に薬物依存と同じようなダメージ与える:英政治家が警告
•子どもへの読み聞かせを日課に!米小児科学会が新ガイドライン導入
・出典元:Wet Wrap Therapy in Children with Moderate to Severe Atopic Dermatitis in a Multidisciplinary Treatm – Journal of Allergy and Clinical Immunology(4/24)

私からの追加

子供以外も大人でも効果はあります。
1.タオルもしくは濡れた衣服(Tシャツなどの素材の長袖のもの)を使用
2.着たとき寒いようならお湯にひたして軽く脱水機にかけたものを使用する
3.2時間そのままでいるためその上からウインドブレーカー素材のものを重ね着する
4.子供の場合嫌がる場合は悪い場所を集中的にやり、掻いても良い場所を残してあげることも重要です。

などが注意点です。

0

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/