今日は海外論文の記事です
アトピー性皮膚炎の進展において環境因子は重大な役割を果たしており、妊娠中や生後早期においても影響を与えていることが知られている。
生後早期のアレルゲンへの曝露は栄養に関するものであるが、アトピー性皮膚炎との関連についてはわかっていない。
スイスの研究チームは、補助食品などによる生後早期のアレルゲンへの曝露とアトピー性皮膚炎との関連について検討した。
研究デザインはコホート研究である。アトピー性皮膚炎と診断された4歳以下の保護者からアンケート調査を行い、SCORADスコアを集計した。食餌については生後3カ月から12カ月まで記録してもらった。
結果は、補助食の多様性が生後1年以内のアトピー性皮膚炎発症リスクの減少に関与していた。また、ヨーグルトは発症リスクの減少に関与していた。
同グループは結論として、生後1年以内のヨーグルトや多様な補助食品への曝露はアトピー性皮膚炎の発症を予防する可能性がある、と述べている。
【出典】J Allergy Clin Immunol. 2012 Jul130(1):130-136.e5. PMID: 22521248
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄
東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員
芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。
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