生活習慣について

毎日炭酸飲料を500ml飲むと喫煙者並みに老化が進むという研究結果

炭酸飲料は骨や血圧などに影響を与えるほか、多量に含まれる糖分によって肥満や心臓疾患の原因となることがあります。そんな炭酸飲料を常飲すると、喫煙者並みに老化が進んでしまう、という研究がAmerican Journal of Public Health(AJPH)で発表されました。

American Public Health Association – Soda and Cell Aging: Associations Between Sugar-Sweetened Beverage Consumption and Leukocyte Telomere Length in Healthy Adults From the National Health and Nutrition Examination Surveys

http://ajph.aphapublications.org/doi/abs/10.2105/AJPH.2014.302151

Soda May Age You as Much as Smoking, Study Says | TIME

http://time.com/3513875/soda-may-age-you-as-much-as-smoking/

カリフォルニア大学サンフランシスコ校のElissa Epel博士が率いる研究チームは、テロメアという染色体の末端部にある構造体に着目。寿命・ストレス・心臓疾患・糖尿病・ガンなどに関連するテロメアの長さを調べることで「毎日炭酸飲料を飲む習慣を持つ人は、飲まない人に比べて免疫細胞が2年半も老化している」ことが判明しました。

研究チームが5309人の糖尿病/心臓疾患の病歴を持たない20歳~65歳のアメリカ人を対象にしたアメリカ全国健康・栄養調査(NHANES)の1999年から2002年のデータを分析したところ、糖分を多く含む炭酸飲料をよく飲む人ほど、短いテロメアを持つ傾向があることが分かりました。毎日8オンス(227ml)の炭酸飲料を飲む人のテロメアの長さは、実際の年齢よりも1.9歳分老化したものと同程度で、20オンス(約566ml)なら4.6歳分に相当します。これは喫煙者が持つテロメアの長さと同等であるとのこと。

なお、同様の傾向はフルーツジュースや人工甘味料入りのダイエット系炭酸飲料などでは確認されておらず、博士は「甘い炭酸飲料を常飲することは代謝作用に害を及ぼします」と警告しています。テロメアは加齢と共に短くなるものですが、500mlのペットボトル約1本でも毎日飲めば4.6歳も老化してしまうわけなので、炭酸飲料が好きな人は気をつけた方が良さそうです。

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

連絡先電話番号:0120-419-034
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