スキンケアについて

無添加化粧品の実態

防腐剤無添加の化粧品は市場に存在しない

「無添加」と書かれた化粧品を見てみなさんはどう思われますか?

「無添加化粧品」=「安全な化粧品」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

しかし、それは大きな誤解です。

なぜなら防腐剤無添加の化粧品は市場に存在しないからです。

以前、アメリカで本当の無添加化粧品を作ったメーカーがあり、使用された方が製品に発生した緑膿菌によって失明するという事故が起こりました。 以来、日米ともに無添加化粧品は禁止されています。

「小さな容器に少量が入れられ“無添加”というフレーズとともに“冷蔵庫に保管してください”」といった表示がされていると、いかにも混ざり物がないイメージを抱かれるかと思います。

例えば、お刺身などを冷蔵庫に入れないで保存すると腐ってしまいます。
同じように「冷蔵庫で保存しなければならないほど無添加の製品」を、肌に塗って気温の高い夏などを過ごしても問題ないのはおかしいのはお分かり頂けるかと思います。

この様に、無添加化粧品にもそれ相当の防腐剤は入っているのが実情なのです。

 

「どのような防腐剤を使っているのか」がポイント!

ではなぜ無添加化粧品と表示できるのでしょうか?

実は化粧品の原料には、もともと安定させる目的で防腐剤が配合されています。

本来であれば、この防腐剤について表示すべきなのですが、もともと原料に入っていた防腐剤は表示をしなくても良いという法律があるため、防腐剤の表示のない化粧品が存在するのです。

このようにすべての化粧品には防腐剤が配合されています。
そしてこの事実から「防腐剤が入っているかどうか」ではなく、「どのような防腐剤を使っているのか」を基準に製品を選ぶことが重要になってくるのです。

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/