【よくある上半身のイヤな汗。そんな汗の止め方教えます!】
気候がムシムシしてくる梅雨から夏にかけては
「汗でアトピーがかゆくなってかきこわす」「湿疹に汗がしみる」
と、上半身をかきこわす方が少なくありません。
そこで今回は“半側発汗(はんそくはっかん)”という現象で
上半身の汗をおさえる方法を紹介しましょう。
半側発汗なんて言うと難しく感じてしまいますが、
単純に、あるからだの部分を圧迫する(押さえる)と、
押さえられた部分の汗が減って、押さえられた部分と
逆側の部分の汗が増えるという仕組みです。
上半身を押さえると上半身の汗が減って、
そのぶん下半身の汗が増えるという事が証明されています。
よく芸者さんが帯を腰よりも高い位置に結びますが、
腰や腰の上の辺りを押さえることで、汗での
化粧くずれを防いでいるんですよ。
同じように、服の下にひも(例えば細い帯紐)やブラジャーの
ベルトなどをきつめに結んでおくと汗予防に効果が期待できます。
しかし、その分下半身が汗をかきますので、
激しい運動などをする場合や、上半身よりも下半身にかゆみのある時には
お勧め出来ません。
特に上半身のかゆい方で、普段通りに過ごすのであれば
このような汗の抑え方も試す価値があると思います。
これから暑さが段々と厳しくなって来ます。
上半身が汗でかゆくなりやすい方、
ぜひ半側発汗で皮膚を守って下さいね。
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄
東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員
芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。
連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/