先週のその他アトピーの痒みを止める方法は…の続きだよ。
脳に対する「痒み」の情報を書き換える方法を紹介します。
痒みに注意を向け続けることがかえって不愉快な感情を強めるため
「痒みのとらわれ」から脱却する方法です。
これら痛み、痒みなどの不快な情報を含め視覚、聴覚、など脳に入る情報はすべて前頭野で統合されて処理されています。それによりわれわれは体を動かすことが可能になってきます。
例えばスキー!
初めは立つことも出来ないが集中して練習を繰り返しているうちにさまざまな感覚を統合して滑れるようになってきます。この場合は動きを通して脳のプログラムを書き換えたと言えます。
同じように痒みに強いプログラムに我々の脳を書き換えてみましょう。
人間は何か課題をクリアするのに集中力が高まると神経の痛みや痒みの伝達をブロックする系が働きます。
仕事に没頭して集中している時、遊びに集中している時人は痒みを忘れています。
経験ありませんか?
これを応用して痒い時、なりそうな時エクササイズをするのはいかがでしょう?
これは自分が集中できるものなら何でもかまいません。
例えば
歩く!
でも歩くだけではダメ!いくつかの事に集中します。
呼吸を2回吐いて2回吸う、歩幅を小刻みにする、腕を90度に曲げて大げさに振るなど
いくつかのことを同時に集中して行います。
何でもいいのです。目の動き、呼吸、筋肉の緊張、弛緩、など自分の集中しやすいものでOKです。
これを続けていくと痒い→エクササイズのモードを意識しただけで痒みは軽減するでしょう。
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄
東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員
芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。
連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/