生活習慣について

大量の汗、アトピーの浸出液が多い人は水分より塩分を取りなさい

大量の汗、アトピーの浸出液が多い人は水分より塩分を取りなさい

我々は常に汗をかいています。

寝ている間も運動している間も全てです。

例えば運動中の汗1リットル中にはNa(ナトリウム)が食塩に換算すると1.75―3グラム含まれています。

寝ているあいだも200cc-400ccの汗をかきますし寝汗がひどいひとは軽くの2~3倍の量になりますので我々は水分も含めてかなりの量の塩分も失っていることになります。

夏場によく問題にされる熱中症による低ナトリウム血症とは血漿中のナトリウム濃度が7.89グラム/リッター以下になることであり重度の低ナトリウム血症は7.01グラム/リッター以下となります。ちなみに正常人の値は8.06-8.30ですので正常な血液から1リッターあたり1.2グラム失われただけで死に至ることもあるのです。

ところが我々人間の本能には水分をとることはインプットされていても塩分をとることはインプットされていないことが問題です。

熱中症はともかくアトピーのかたも含め皮膚症状の悪化がこの塩不足の場合もあるのです。

よくこれらの対策として水分特にスポーツドリンクなどの飲用がすすめられていますが

大量に汗をかく人はこれでは不十分(砂糖も入っているしね!)

スポーツドリンクに入っている塩分は1リットル中およそ1gです。

塩分調整なしの梅干1個には約2g,

味噌汁200ccにも2g

あとは飯場のおっちゃんたちがやっている塩を舐めながらお茶を飲む

こちらの方がよっぽど体によろしい。

 

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/