アトピーについて

アトピーの日焼け止めクリームの使い方・選び方

「アトピーの人は日焼け止めを使ってはいけないと

良く言われますが、どうなんでしょうか?」

というご質問を頂きました。

 

今回は、“アトピーの日焼け止め選び”と

“日焼け止めを使わず日焼けを防ぐ方法”

についてお話したいと思います。

 

まず、皮膚科で医師がアトピーの方に

「日焼け止めは使わない方がいい」と言うのは、

日焼け止めはかぶれる可能性があるためです。

 

ですから積極的にはすすめませんが、

それでも日焼け止めを使った方がいいと思う場合は、

次のことに気をつけて使ってください。

 

①今まで使っていて問題なければその日焼け止めを使う。

ただし皮膚の症状によっては、前シーズンに問題なく使っていたものでも

合わなくなる場合があるので、皮膚の一部に塗り

1~2日様子を見てから全身に使ってください。

 

②PAやSPFはなるべく小さめのものを選んで、こまめに重ね塗りする。

 

それから、日焼け止めが合わない方、

又はなるべく塗りたくないという方は

紫外線防止の帽子や日傘でしっかりガードしましょう。

その際は、なるべく傘・帽子・服の色は黒~深緑などが

紫外線をカットしやすいので参考にしてください(熱いけど我慢です)。

 

また紫外線は眼からも入って体の皮膚に影響を及ぼします。

それを防ぐためにサングラスをかけるといいでしょう。

サングラスのレンズは紫外線防止のもので、

より透明に近いものを選ぶことをお勧めします。

レンズが濃いと瞳孔が開き紫外線が眼内に

入りやすいので要注意です!

 

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/