生活習慣について

肌断食ってアトピーでも大丈夫?!~合成界面活性剤から肌を守ろう☆

前回、肌断食(3日間だけ化粧品やメイククレンジング、洗顔フォーム

などを使わず肌を休めること)をご紹介しましたところ…、

「肌断食をした時に肌が乾燥しそうな気がするけれど、

アトピーの人は大丈夫なんですか?」というご質問を頂きましたので

お答えしたいと思います。

 

この「肌断食」の目的は、化粧品・洗顔フォーム・クレンジングクリーム

シャンプー・リンス・洗剤などに含まれている『合成界面活性剤』を

使わない時期を作ることにあります。

 

『合成界面活性剤』とは、水と油のさかい目(界面)を混ざりやすく

する性質を持つ、化学的に作られた物質です。

含有量を増やしていくと、使った直後は肌や髪がすべすべになったように感じ

とても良い製品だと思えるのですが、実はこの成分が肌を傷つけて

シミやソバカス・シワの原因にさえなっているのです。

また、合成界面活性剤の特徴として

①浸透性が強い

②長期間からだに残る

ことがあげられます。

 

浸透性が強いものは、“すーっとなじむ”感じがしますが

すーっとなじんでる時、私たちの肌を守っている皮膚の油や

膜・細胞を支えている部分を破壊してしまいます。

 

化粧→クレンジングや洗顔→化粧水という普段のお手入れは

肌の皮脂膜を取り除き、裸になった皮膚に合成界面活性剤を

すり込むようなものなのです。

これを毎日続けると、皮膚の下に合成界面活性剤がたまり続けます。

肌にトラブルが出るのは当然のことでしょう。

 

ですから、アトピーの方はもちろん、

そうでない方にも肌断食をお勧めするわけです。

 

乾燥が心配な方は、ワセリンなど合成界面活性剤の入っていない

保湿剤を洗顔の後に塗るといいでしょう。

 

 

お肌も身体と同様、時々休めてあげることで元気を取り戻します。

ぜひ休息する期間を作ってあげてくださいね。

 

■投稿者情報
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄

東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員

芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。

連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/