今年も暑くなりそうですね~。
暑い時期に汗をかき、放っておくとアトピーの症状が悪くなりますが
他にも夏バテで体調を崩したり、台風が近づいたりすると
症状が悪化するという方もいらっしゃるようです。
今回は意外にアトピーと関係がある、夏バテや台風前の体調不良を
乗り切る方法についてお話します。
まず、夏の暑さで汗をかき、そのままにしておくと皮膚が刺激され、
アトピーを悪化させてしまうことが心配になります。
「それでは、なるべく汗をかかなければ良いの?」と考えてしまうかも
知れませんが、汗をかくことは決して悪いことではありません。
むしろ上手に汗をかいてほしいぐらいです。
何故なら、汗をかくことに慣れている身体は体内の「ミネラル分」が
汗と一緒に流出しにくくなるので、結果として夏バテに強くなるのです。
また「夏バテのせいでアトピーが悪くなる」と言うよりは
身体全体のバランスが崩れることが原因で、アトピーも悪化
してしまうのです。
夏バテしないためには、体力を付けるなど色々な方法がありますが
私としてはやはり上手に汗をかいてほしいと思います。
そのためには上手に“水分補給”してください。
なるべく常温の水を1回に250㏄ぐらいずつ分けて
こまめに飲みましょう。冷たい水は体に負荷をかけますし
250㏄より多い水分は、腸で吸収できずにムダになってしまいます。
もちろん、かいた汗はそのままにせず
十分なスキンケアを怠らないようにしましょう。
次に、台風前の体調不良についてです。
台風が近くなると古傷が痛んだり頭痛や喘息を起こしたり
アトピーを悪化させたり、体調を崩す方もいらっしゃるようですが
これは台風が来ることで気圧が低下することが原因だと言われています。
気圧が低くなると身体にストレスがかかるため、交感神経が
興奮してしまい、胃腸の働きが鈍くなり消化不良を起こします。
すると今度は、先ほどとは逆に副交感神経が興奮してしまうため
体調が悪くなるのです。
では、台風が来ても体調を崩さない方法はと言うと…、
消化不良が引き金となり体調を崩すので、胃腸の働きを
助けてあげることが何より重要です。
具体的には、食生活に気を配るのはもちろん
胃腸に負担をかけない生活を心掛けましょう。
夏は冷たい食べ物や飲み物を摂りがちですが、
台風前後には特に気を付けて控えるようにして下さい。
水分の取り過ぎも胃腸の負担になりますし、
お腹を冷やすような服装や寝冷えなども要注意です!
暑いこの季節、“上手な水分補給”で良い汗をかき
台風前後は胃腸をいたわって、体調を崩さないようにしましょう!
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄
東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員
芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。
連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/