よく「口を開いて寝ると風邪をひく」といいますよね。これは事実です。
が、風邪だけではありません。口を開いて寝ることは、免疫力を落としているんです!
“喉の奥”には、沢山のいわゆる扁桃腺があります。この扁桃の集まりを「ワルダイエル輪」と言います。
扁桃にはリンパ球が集まっていて、細菌やウイルスなどの異物を殺す免疫の働きがあります。
つまり、口を開いて寝るとこのワルダエル輪が傷ついたり弱ってしまい、免疫の働きがおとろえるわけです。
すると免疫力が落ちるわけですがから、風邪をひいたり、アトピーが悪化したり、体調がくずれやすくなります。
今回のテーマは「口」、とりわけ“噛む”ことを鍛える方法+αです。
あなたは、いつも食事の時に
☆何回ぐらい噛んで食べていますか?
☆飲み物は飲みながら食べますか?
☆柔らかい食品と固い食品どちらを好んで食べてるでしょう?
こんなことが私たちの免疫力に大きく関係しています!
よく噛んで食べると、食べものと唾液がよく混じります。 すると、
①唾液は食品の毒素を排泄してくれる。
②胃腸の負担が少ないとアレルギー反応が出にくくなる。 これで大分免疫力アップです!
そして、
③噛む力が強いと、上に書いた「ワルダイエル輪」などの免疫力が活性化されます!
忙しい現代、
★噛む回数も少なく、
★柔らかい食べ物に慣れ、
★飲み物と一緒に食事をとることが多い
こんな食生活がとても多いのではないでしょうか?
ですが、免疫力を高めたければ、
◎食事は必ず1口20回以上かむ
◎食事中は水分はとらない
◎お茶づけや卵かけごはんはなるべくやめる
◎硬いものを積極的にとる を心がけましょう!
噛む力を鍛える方法としては、ゴムホースのような硬いものをくわえて両奥歯で噛みしめる練習
が効果的です。1日2回数分を毎日おこないます。数ヶ月で咀嚼力は倍になりますよ!
芝皮フ科クリニック 院長
須階 富士雄
東京慈恵会医科大学皮膚科を経て町田市民病院勤務
1993年 プラクリティ皮膚研究所開設
1996年 芝皮フ科クリニック開院
専門:アトピー性皮膚炎 レーザー治療
- 日本皮膚科学会会員、日本温泉気候物理医学会会員
芝皮フ科クリニックには、様々な患者さんが来院しますが、何といっても多いのがアトピー性皮膚炎の方です。現場医療に携わる人間として、是非治してあげたい!
苦しみから一時も早く解放してあげたい!という強い気持ちから研究を重ね、たどり着いた改善法は「肌を強く育てること」。
薬で痒みを抑えるだけではなく、天然成分を使用した保湿クリームでアトピーを改善する「ATP-C・U・Eゲル」の開発に成功しました。
即効性の点ではステロイドに劣るものの、肌が生まれ変わるサイクルを整え、掻いても傷にならない強い皮膚を目指します。
連絡先電話番号:0120-419-034
ウェブサイト :http://www.shiba-clinic.com/